菊理媛尊(くくりひめのみこと) は、「古事記」にも「日本書紀」にも表立っては登場しない国津神の一柱です。
「日本書紀」のなかに異伝として、「菊理媛が、黄泉(よみ)の国とこの世の境界で、仲違いをするイザナギとイザナミの間を取り持った」と記されていることから、「縁結び、和合の神」として信仰されています。

菊理媛尊は、霊峰白山を御神体とする全国三千社にのぼる白山神社の総本宮「白山比咩神社」(しらやまひめじんじゃ) に、御祭神 白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)として、伊弉諾尊、伊弉冉尊とともに祀られています。




菊理媛尊は「男女の縁を取り持つ神」ととらえられがちですが、本当に大切な「人・事・物」は何か、また「魂にとっての優先事項」は何かを気づかせ、その人本来の道へと導く役割を担っておられるということです。
もしもあなたの心の中にモヤモヤがあるのなら、菊理媛尊のサポートをいただいて、不要なものは断ち切り、必要な変化を積極的に起こしていくといいでしょう。
あなたの今がしあわせでありますように!
次回も続いて菊理媛尊が祀られている神社、
岐阜県の「白山中居神社」をご紹介します。どうぞお楽しみに!
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