三輪山の「狭井神社」

大神神社 拝殿で手を合わせ、「なで兎」にご挨拶をしたあと、「久すり道」を通って、いざ「狭井神社」(さいじんじゃ)へ。

階段と緩やかな坂道を登っていくと、途中、右手に大神神社の配祀神 (はいししん) 少彦名神 (すくなひこなのかみ) をお祀りした「磐座神社」(いわくらじんじゃ)に出合います。

少彦名神は、大神神社のもう一柱の配祀神 大己貴神( おおなむちのかみ)とともに国造りをされた神様。ご挨拶をして、さらに道を進みます。

 

程なく狭井神社一つ目の鳥居に到着。そこをくぐると左手には、朱色の市杵島姫(いちきしまひめ)神社と鎮女池(しずめいけ)。

なんだかホッとしますね。

市杵島姫命は、日本神話に登場する女神で水の神様。宗像三女神(むなかたさんじょしん)の一柱です。

狭井神社は 大神神社 の摂社で、正式には 狭井坐大神荒玉(さいにいますおおみわのあらみたま)神社と呼ばれます。

ご祭神は大神荒魂神(おおみわのあらみたまのかみ)。崇神(すじん)天皇が祭神の大物主神を祀ったところ、疫病が止んだことで「病気平癒の神様」として信仰されています。

拝殿の左後ろにある井戸は「狭井」の名前の由来になっていて、「この霊泉は万病に効く薬水」と太古から伝えられています。

す~っと身体に染み込んでいく美味しいお水ですよ。感謝。

そしてこの狭井神社には、三輪山登拝のゲートがあります。山全体が大神神社の御神体ですから、限られた者だけしか足を踏み入れることのできない「禁足の山」とされてきたのですが、昨今は狭井神社の社務所で許可を得て御祓いを済ませ、約束事を遵守する事で入山が許されています。

とは言え、霊験あらたかなお山ですから、神様に呼ばれた人しか入山できないような気もしますね。

では今回はここまで。次回は、「大己貴神( おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)」国造りをされた二柱の神様のお話をします。お楽しみに!

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