令和7年1月3日(金)

冬は雨雪模様の北陸を 朝3時33分に出発!
まぶしい日の出に迎えられ、8時、奈良県は桜井市「大神神社」(おおみわじんじゃ)に到着‼ すでに初詣参拝の人々で駐車場は空き待ち状態 すご~い

拝殿で手を合わせた後、順番待ちで「なで兎」をナデナデ…
この兎の置物を撫でると、身体の痛いところを癒してくれたり、願い事を叶えてくれたりすると言われています。
しかし、なぜこの神社に「ウサギさん」がいるの???
実は、大神神社のご祭神 「大物主大神」(おおものぬしのおおかみ)は出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同一神なのです。
みなさん「因幡の白兎」のお話はご存知でしょうか。大国主神が因幡(いなば)の白兎を助けた有名なお話です。
遠く離れた出雲のお話がこの大和の国で大切にされているのは、とても心温まる素敵なことですね。



そして「なで兎」のあとは、「久すり道」より「狭井神社」(さいじんじゃ)へと向かいました。
「狭井神社」は三輪の神様の荒魂(あらみたま)をまつる神社。力強いご神威から病気平癒の神様と篤く信仰されています。
では次回は、三輪山の「狭井神社」から続きます。
どうぞお楽しみに‼
《因幡の白兎》

昔々その昔、隠岐(おき)の島から因幡(いなば)の国へ渡りたい白兎が、サメたちを呼び集めて言いました。
「どちらの数が多いか、ウサギとサメで数比べをしようじゃないか。みんな一列に並んで海を渡らせてくれたら、数えてあげるよ。」
サメたちはこれを信じて海に並びます。白兎はその背中をぴょんぴょんと跳ねて渡っていきました。あと少しで岸に着くというところで、白兎はつい調子に乗って言ってしまいます。
「や~い、お前たちをだましてやったぞ!」
サメたちは怒り、白兎を捕まえて皮を剥いでしまいました。
白兎が激しい痛みに泣いていると、因幡の国の八十神(やそがみ)たちが通りかかります。助けを求めた白兎に、八十神たちは意地悪をして「海水で体を洗って、風に当たれば治るよ」と嘘を教えました。言われた通りにした白兎、さらに痛みが増して大泣きです。
そこへ八十神たちの荷物を背負った大国主命が遅れてやってきました。白兎を哀れに思った大国主命は白兎に本当の治療法を教えてあげます。
「真水で体を洗いなさい。そして蒲(がま)の穂を摘んでその花粉を体に塗りなさい。」
白兎が言われた通りにすると、痛みは和らぎ元の姿に戻ることができました・・・とさ。 めでたしめでたし!

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