4月の初め、京都は鞍馬山の桜の頃に鞍馬寺に参拝.。その日は「花供養」が開催されていました。

鞍馬山の桜は「雲珠桜」(うずざくら)と呼ばれます。「うず」とは馬の鞍につける宝珠の形をした飾り。常緑の樹々の中にさまざまな桜の咲く様子が似ていることから「雲珠桜」と呼ばれています。
この「花供養」の時期には、ご本尊の尊天への感謝を込めて、花、茶、歌舞音曲が奉納されます。

本殿金堂・金剛床



鞍馬寺には、毘沙門天・千手観音・護法魔王尊の三尊が祀られています。
ご本尊の「尊天」とは、「宇宙の大霊であり大光明、大活動体」であり、人間をはじめ万物を生かし存在させて下さる宇宙生命・宇宙エネルギーということです。その働きは、愛と光と力となって現れる。
愛は月輪の精霊:千手観世音菩薩 光は太陽の精霊:毘沙門天王 力は大地の霊王:護法魔王尊
この三身を一体として「尊天」と称しています。
この三身の内の一尊、護法魔王尊が、650万年前、金星より地球に降り立ったサナト・クマーラ(地球の霊王として天降り、地上の創造と破壊を司る)。護法魔王尊は奥の院魔王殿に奉安され、太古に護法魔王尊が降臨した磐坐・磐境として崇拝さ れています。


砂の「宇宙船」

前方に 魔王殿

奥の院
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そしてこの鞍馬山で、牛若丸(源義経公)が7歳から10年間住み、天狗に兵法を習ったのです。義経堂には、義経公が護法魔王尊の脇侍「遮那王尊」(しゃなおうそん)として祀られています。



牛若丸が兵法の稽古をした
護法魔王尊
義経堂
木の根道
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さて今月、鞍馬寺では毎年恒例の「五月ウエサク祭」が執り行われます。五月の満月に清水を供え、全ての目覚めと平安を祈願する「五月満月の秘儀(ウエサクさい)」。
新緑の五月の満月の夜は、全てのものの目覚めのために天界から強い エネルギーが降り注ぐと言われ、遥かヒマラヤでもこの夜に釈尊の徳を讃えてウエサクの祭りが敬虔に営まれています。

今年2025年(令和7年)は、5月12日(月曜日)19:00 からの開催です。皆で全ての目覚めと平安を祈りましょう!
全宇宙の皆が幸せに楽しく平和に生きられますように。
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